076958 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Lee-Byung-hun addicted

Lee-Byung-hun addicted

『Fly me to the moon』番外編

『ビョンホン! MerryX'mas!』

「今年の忘年会とクリスマスパーティーどこがいいですかね?」
年の瀬も押し迫った頃PLAYERの事務所ではスタッフがそんな会話をしていた。
「うちでやるっ?」年明けのスケジュールの打ち合わせにオフィスに顔を出していたビョンホンが椅子に座ったままでくるくる回りながらそう言った。
「結構な人数ですよ。いいんですか?」
「何とかなるでしょ。」
「ビョンホンさんのお母さんのお料理美味しいんですよね~。じゃあお言葉に甘えていいですか。」
ビョンホンは嬉しそうに笑うと
「クリスマスにスケジュールが入ってないなんてめったにないからね。たまには皆で騒ぐのもいいよ。オモニに言っとくね~」
そういってテーブルの上にあった差し入れのみかん三つで器用にお手玉をしながら立ち上がるとそのまま出口に歩いていく。みんなが呆然とみていると急に振り返り受付近くにいた女子社員に絶妙なコントロールでみかんを投げた。
そしていたずらっぽく笑いながら彼は事務所を後にした。

そしてクリスマスの夜。
ビョンホンの家はとてもにぎやかだった。
事務所スタッフを始め、映画関係者、雑誌関係者などPLAYER関係の人々で大賑わい。
さすがのビョンホンオモニもこれだけの人数分の料理は作れないのでホテルからのケータリングも用意されていた。
それぞれ思い思いの話に花が咲いている。
ひときわ楽しそうな笑い声がミニシアタールームから聞こえている。
「だからそうじゃなくってこうだよ。こう!」
ハギュンからコントローラーをひったくったビョンホンが言った。
画面に映し出されているのは
先日発売になった「PETERJACKSON’Sキングコングオフィシャルゲームオブザムービー」
XBOX360の記者会見で約束したとおり発売と同時に稲船氏がXBOX本体と一緒にたくさんのゲームソフトをビョンホンにクリスマスプレゼントとして届けてくれたのだ。
「だからさぁ~キングコングはこうじゃなくってこう動いたほうがかっこいいじゃん。こうするとこう動いてこうするとこうなるんだよ。」・・とビョンホン。
「わかったわかった。ちょっと貸してよ。やってみるから。」とハギュ。
「チャッカマンニョ。おっ!こんなのよくない?ほら」
ビョンホンはキングコングに変なことをさせて喜んでいる。
「ちょっと、俺にも貸して。」割り込んできたのはジウン監督。
最近、ビョンホンとジウン監督はプライベートでもよく遊んでいる。
そういいながらビョンホンからコントローラーを有無を言わさず奪い取ると監督は手馴れた手つきでキングコングを操り始めた。
「おぉ・・・・」一同感心。
ハギュは「せっかく俺の番だったのに・・」小さい声でつぶやいている。
手持ち無沙汰になったビョンホンは
「監督。次のやりましょうよ。まだいっぱいあるんですよ。これなんかどうですか?『レッスル・キングダム』プロレスゲームなんですけどね。面白そうでしょ。なっ、ハギュこれどう?やろうぜ。」
「何、ガキみたいに騒いでんの?」そういいながら入ってきたのはジョンジェ。
仕事を片付けてから遅れてきたのだ。
「おお、いいところに来たな。これからこれやるんだよ。4人で対戦しようよ。監督、早くそれ終わりにしてくださいよ~~」
「お前は本当に子どもみたいだな。あんまりうるさいと日本のファンに実態をばらすぞ。」
「いいですよ。別に。日本のファンは心が広いですから全然問題ないですよ。」
「あ~お腹すいたな。ちょっと何か食ってこよ~。ジョンジェなんか食った?一緒に行かない?」
・・・そういいながらビョンホンはキッチンへと降りていった。
「面白れえよな。あいつ」つぶやく3人。
こうして、クリスマスの夜は更けていくのであった。
                              END


© Rakuten Group, Inc.